下関TV-下関文化人特集 近藤洋平先生

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詩人:近藤 洋平

下関観光コンベンション協会の理事として働く傍ら、詩人としても活躍する近藤洋平さんに詩に対する想いを語っていただきました。


詩人:近藤 洋平

詩の美しさとは何ですか?

「詩は美しいだけが詩ではなく、美しいのも詩、醜いものも詩。色々なとらえ方ができるので世の中の醜さを表現して人に訴えることもできるし、それではいけないと人に喚起させるのも詩です。もちろん美しいものを美しいと伝えるのも詩の一つです。また、自分が疑問に思っていることを訴えるのも詩です。自分の心にあるものを表現すること、それが詩だと思っています。だから詩は決して美しいだけとは限らないのです。」と穏やかな口調で話す近藤さん。

-どんな詩を書かれることが多いですか?

僕は自分が色々なことを考えたり選択したり行動したりすることをもう一人の自分が見てそれを詩で表現することで自分の生き方を確認することが動機となって詩を作ることが多いです。

でも詩というのは書く人によって違うと思うんです。ある人は広島を体験したのでこの広島の悲惨さを二度と起こしてほしくないと世界の人々に伝えるのが役割だと思ってやる方もいますし、ただ僕の場合は自分の生き方の確認なのですが、その確認の中に世界をどうやって捉えるか、世界の情勢-これは間違えなんじゃないかと自分の考えかたの確認もするわけで、それを詩に表したりすることで、それが世界に対するテーゼ(哲学でいう命題)やアンチテーゼ(命題を否定する反対の説)みたいなものを出していければと思います。

また、今まで美しいとされいてたものは本当は美しくないのではないか、醜いとされているが本当は美しいのではという見方や、世界に対する違和など、少し見方を変えることで気づくものを捉えようと努めています。

詩をインスピレーションするときはどんな時ですか?

僕の場合は日常で思いついたことをノートに書き続け、それは単語だったりするけれどそれを一年や二年経った時にひとつの詩となります。

旅行など行くととても美しい風景が目の前にあってそれを誰も表現できないほど美しく表現したいという欲望はあるけれど、どんなに言葉を並べてもやはりその目の前の美しさには敵わないですね。だから旅行など行ったときはメモとして書くけれどそれが詩になることはあまりないですね。と少し照れ笑いしながらも語ってくれました。

リング上で行われる詩のボクシング

来月下関で開催される
「詩のボクシング」とは何ですか?

詩のボクシングは言葉の格闘技のようなものですね。言葉で表現して観客を惹きつけたり感動させたりある時は笑いをとったり、言葉によって人に物事を伝えるというのを2人で対戦し、審査員に審査してもらいます。
トーナメント式で全国大会もあります。最初は楠さんという方が始められて今度の下関での開催は山口県では五回目、下関では三回目になります。先日行われた予選を勝ち抜いた16名の戦いが赤間神宮の竜宮殿で開催されます。その優勝者が全国大会への切符を手にします。

-詩を朗読するのは演技力もやはり必要ですか?

詩のボクシングはあまり演技力があってもいけないですけど、ないといけないんですよね。僕なんかはどちらかというと苦手な方ですね。普通の朗読なら慣れているんですが・・・。と笑う近藤さん。
でも(演技を)やり過ぎると良くない。あんまりやり過ぎると逆にひかれてしまってぼそぼそっと言った人が勝ったりしますね。

近藤さんは今回の詩のボクシングでどんな詩を表現してくれるのだろう。
予選を勝ち抜いた16名の精鋭が繰り広げる「詩の戦い」はいよいよ7月11日に開催される。

shinoboxing.gif
詩のボクシング 第5回山口大会 in 下関会場
開催日:2009年7月11日(土)13:30~(13:00開場)
会場:赤間神宮 龍宮殿
住所:下関市阿弥陀寺町4-1
本戦観戦料:一般1,000円 高校生以下500円




主催:詩のボクシング山口大会in下関実行委員会
事務局:布目和子(下関市長府宮の内町6-11 TEL083-245-2568)
後援:下関市教育委員会・下関文化協会
チケット販売:カフェレスト「デトロワ」
下関市南部町24-10 TEL083-232-3674

下関詩を朗読する会「峡」

詩のボクシング 第5回山口大会 in 下関会場 事務局

住所
下関市長府宮の内町6-11(布目)
電話
083-245-2568

絵画や音楽、民芸作品など他の芸術集団との合同の特別例会を開催したり、詩のボクシングを開催することで詩のもつ様々な可能性やおもしろさを市民の方々に広く知っていただくことを目的としています。

Profile

昭和24年
10月31日生まれ
昭和42年
詩を始める
昭和53年
下関詩を朗読する会「峡」に入る
年に一度、様々なジャンルの方と詩をコラボレーションした「ふれあいシリーズ」を開催。
平成12年頃
詩集「風土にひそむもの」発行
その後、詩のボクシングに参加。